ありがとう わたしの学校
2016.02.27| 新着情報
長崎県南島原市にある、南島原市立龍石小学校。
今年、この学校が閉校することになった。
この学校に限らず、閉校の話は今いろんな場所で起きている。 地方なら定番のニュースだ。
龍石小学校閉校の知らせを聞いて、 子供たちに何か贈りたいと友人から依頼があった。
普通こういったノベルティは、タオルと相場が決まっている。 しかし今回はトートバッグを贈ることにした。
この学校の事を思い出してもらえるんじゃないか、 そういう理由だった。
作成にあたり友人は母校に出向き、校長先生に話を聞いた。 学校の歴史、生徒たちの事の話の中で、
「うちの生徒は、 どこよりも大きな声で校歌を歌うのが自慢なんです」
と校長先生が言ったそうだ。
それを聞いたとき、 校歌も学校の大切な財産と気づかされたという。
表に龍の校章だけ入れて終わる予定だったが、 裏面に校歌も入れることに。
そして完成。
名付けて、
「母校トートバッグ」
後日、このバッグは子供たちにプレゼントされ、友人からメッセージが届いた。
「一昨日トートバックは生徒に配布されたそうだよ。 うちの父親の友達の孫が受け取って、喜んでいたと聞いたらしい。 ありがとう」
今回は個人の善意だけれど、学校近くのお店や、 卒業生でカンパして、子供たちにトートバックをプレゼントする、 なんてのがあってもいい。母校への新しい恩返しのかたち。